腰痛の検査にも使われるワイヤレスエコー

腰痛の検査にも使われるワイヤレスエコー 幅広い年齢層の身体のトラブルとして挙げられる症状に腰痛がありますが、整形外科では腰痛の検査方法としてエコーが使用されるようになりました。
エコーは骨ばかりではなく骨同士を連結する靭帯や、骨同士を動かす筋、骨への筋付着部分である腱や神経、血管など幅広くチェックすることが出来ます。
エコー検査によって痛みの原因となる部位の状態が正確に確認できるようになれば、症状に応じた適切な治療を行うことができます。
ぎっくり腰など患者が直接整形外科に出向くことができない状態になった場合に便利なのがワイヤレスエコーの活用です。
ワイヤレスエコーはポケットサイズでWi-Fiに接続して利用することが可能であり、コンパクトで軽量型なので場所を選ばずに検査を行うことが出来るメリットを持ちます。
ワイヤレスエコーの特徴の一つに、タブレットやスマートフォンを併用してプローブから映し出される患部の状態をリアルタイムで確認が可能で、損傷の程度をその場で確認しながら治療方法をその場で決めることが出来ることにあります。
またこのデータはネットワーク上で画像共有が行えるため、他のパソコンで出力することも可能です。

ワイヤレスエコーを利用して肉離れの症状を確認

ワイヤレスエコーを利用して肉離れの症状を確認 スポーツ選手などに起こりやすい肉離れといった怪我は、筋肉自体が損傷している状態なため外側から確認をすることが出来ません。
そこで活用されているのがエコー検査で患部のチェックを行う方法です。
近年はワイヤレスエコーが導入され、ポータブルタイプで持ち運びが非常にかんたんなため、今まで医療機関に受診をしなければ受けることが出来なかったエコー診療を、場所を選ばずに診察を受けることが可能です。
ワイヤレスエコーの特徴の一つに、Wi-Fiに接続して利用するため従来の有線型ではスキャンしにくい部位であっても容易に走査することが出来るので、肉離れの検査を行う場合にも非常に役立ちます。
ポケットサイズのコンパクトさと軽量さを兼ね備えているので、懸念されていた断線問題や感染リスクを回避することが出来ます。
ワイヤレスエコーは損傷部分の確認はもちろん、尿量や直腸の便の確認など体内の状況を可視化することで安全で適切な看護ケアに利用できることから、幅広い用途で活用されています。