心臓の検査にも使われるワイヤレスエコー

心臓の検査にも使われるワイヤレスエコー 超音波診断装置は、体の気になるところの画像を超音波によって可視化することができます。
見たい場所の体表にプローブの先端を密着させることで、反射する超音波によって画像を表示することが可能です。
プローブは通常信号線などが入っているケーブルで測定器と繋がっています。
それだと患者さんにあたってしまったり、測定中に引っかかってうまく見られないなんてこともあります。
そんなときはワイヤレスエコーが便利です。
ケーブルがないのでどこでも自由に動かすことができます。
心臓が苦しいなどの症状を確認する場合には、プローブを胸に接触させる必要がありますが、ケーブルまでも体につくと冷たくでびっくりさせてしまう恐れもあります。
そんなときにワイヤレスエコーがあればと思う人も少なくありません。
特に心臓の画像診断は肺の動きに大きく左右されます。
ケーブルが無いことで呼吸の動きに合わせやすく、自然な動きの中でリラックスして画像を確認することが可能です。

ワイヤレスエコーで膀胱の中のを可視化しカテーテルの判断が可能

ワイヤレスエコーで膀胱の中のを可視化しカテーテルの判断が可能 ワイヤレスエコーは表示器とプローブをWiFiで接続して使用することができるため、非常に使いやすく、持ち運びも便利という特徴があります。
ワイヤレスだからといって画質が悪いということもなく、鮮明な画像を安定して見ることができます。
ワイヤレスエコーを使って膀胱を検査すると、尿がどれくらい溜まっているのかを知ることができます。
これによりたとえば、カテーテルを行うべきかどうかを判断することができるようになります。
エコー検査ができないと膀胱の状態を可視化できないために、とりあえずカテーテルを入れましょうという感じになってしまいます。
患者さんにとっては大きな痛みの伴う治療であるため、もしやる必要がないのであれば避けたいところです。
しかし、その判断がエコー装置がないとできないわけです。
ワイヤレスエコーで撮影した画像があれば、適切な判断ができると共に、患者さんにもそれを見せて分かりやすく説明することができます。